はじめに|引き出しの中がごちゃつく理由
引き出しの中、気づくと何がどこにあるかわからない状態になっていませんか?
見た目には整っていても、実際には中でモノがぐちゃぐちゃ…。
そんな経験は誰にでもあるものです。
例えば文房具の引き出し。
最初はペンとハサミを分けていたつもりでも、気づけばすべてがひとまとめ。
鍵や電池などの「よく使うけれど定位置が決まっていないモノ」が混ざって、使いづらくなるのもよくある悩みです。
引き出しがすぐに乱れてしまう原因には、いくつかの共通点があります。
まずは、その「なぜ?」を知ることから始めましょう。
引き出し特有の「見えない収納」の落とし穴
引き出しは、扉を閉めれば中身が見えないため、一見きれいに片付いているように感じます。
しかし、見えないからこそ「とりあえず突っ込む」クセがつきやすく、乱れやすいのです。
「仕切り」のない収納が引き起こす問題
中に仕切りがない状態だと、モノ同士がぶつかり合い、使うたびに位置がズレていきます。
結果、探し物が増え、ストレスもたまってしまいます。
特に深めの引き出しは、上にモノが重なってしまい、下の物が取り出しにくくなるケースも多いです。
こうした小さな不便が、毎日のプチストレスにつながっているのです。
仕切りを使うメリットとは?
引き出し収納に「仕切り」を取り入れると、驚くほど快適になります。
そのメリットを具体的に見ていきましょう。
定位置管理で探し物ゼロに
仕切りによって、モノ一つひとつの「住所」が決まります。
どこに何をしまうかが明確になるため、探し物の時間が激減します。
家族全員が使う引き出しの場合でも、「これはここ」とわかりやすくなるため、誰でもすぐに使えます。
無駄なスペースを減らして収納力アップ
何もない状態では意外と無駄が多い引き出しの中。
仕切りで空間を区切ることで、隙間が減り、たくさんのモノをきれいに収めることができます。
日々の片付けが圧倒的にラクに
モノの場所が決まっていると、使った後に元に戻すのもスムーズです。
「片付けが続かない…」という悩みも、自然に解決していきます。
身近なアイテムでできる!仕切り作りアイデア集
市販の仕切りグッズは便利ですが、身近なもので十分代用可能です。
コストもかからず、引き出しのサイズや使い方に合わせて自由に作れるのが大きな魅力です。
牛乳パックを使った簡易仕切り
牛乳パックをよく洗い、適当な高さでカットするだけ。
それを引き出しの中に並べれば、簡単な仕切りの完成です。
たとえば、文房具、輪ゴム、メモ帳など、細かいアイテムを種類ごとに仕切るのに向いています。
パックの柄が気になる場合は、布や折り紙を貼ると見た目もすっきりします。
空き箱やお菓子の箱を活用する
ティッシュの空き箱や、お菓子の箱は、引き出し内の仕切りに最適です。
深さやサイズがさまざまなので、収納するものに合わせて選べます。
特に、文房具やメイク用品、裁縫道具など、ジャンルごとの仕分けに重宝します。
ダンボールを切って組み立てる
段ボール板をカットし、十字に組み合わせれば、本格的な仕切りができます。
板状にすることで、より強度のある仕切りができるので、少し重いものでも安心して収納できます。
引き出しの中で「横に倒れてしまう」モノが多いときに、区切りとして効果的です。
注意点|「仕切り」に頼りすぎない工夫も大事
仕切りはとても便利なアイテムですが、やりすぎると逆効果になることもあります。
上手な使い方を意識しましょう。
細かくしすぎると逆にストレスに
あまりに細かい仕切りを作りすぎると、モノの出し入れが面倒になり、かえってストレスを感じてしまうことも。
ある程度「ざっくり区切る」くらいが、実は使いやすいのです。
時々「仕切りの見直し」を忘れずに
持ち物の量や種類は、時間とともに変化します。
半年に一度くらいは仕切りを見直して、今の暮らしに合った収納を心がけましょう。
引き出しを掃除するついでに、仕切りを動かしてみたり、不要なモノを抜いたりするだけでも、リフレッシュになります。
まとめ|身近な工夫で引き出しの中を快適に
引き出しの整理は、特別な道具を買わなくても工夫次第でぐっと快適になります。
牛乳パックや空き箱、段ボールなど、身近なものを使って、自分だけのオリジナル仕切りを作ってみましょう。
毎日何度も開け閉めする引き出しだからこそ、小さなストレスを減らすことが大切です。
自分に合った収納方法を見つけ、すっきり快適な引き出しライフを手に入れてくださいね!
「片付けに自信がない」という方でも、まずは1つの引き出しから始めてみましょう。
小さな変化が、やがて家全体の快適さにつながっていきます。